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こんにちは!EveryFineです!
ホームページの検索順位を上げるためやGoogle広告を打ち出す際に
ランディングページの利便性を上げる要素の一つとしてページスピードというものがございます。
ページ改善をする際、コンテンツやデザインの改善を真っ先に考える方も多いかと思いますが、
ページスピードはちょっとしたことでパフォーマンスが大きく向上することもあります。
意外と見落とされがちですが、重要な要素の一つですので、まずはページスピードについて知っていきましょう。
目次
ページスピードとは、ひとことで言えばホームページが表示される速度で、
「ページ速度」「ページ表示速度」「ページ読み込み速度」
などの名前で呼ばれることもあります。
具体的には、ユーザーがホームページにアクセスした際にページが読み込まれて
表示されるまでの速さを計測したものがページスピードで、
通常は「1秒」「3秒」などの時間で表現します。
ページスピードはデザインやコンテンツ設計に比べて軽視される傾向がありますが、
ホームページの構築において、ページスピードは非常に重要なポイントの1つです。
では、なぜページスピードは重要視されるのでしょうか?
ページスピードが遅いホームページには大きく3つのデメリットがあります。
ページスピードが遅くなるデメリット
ホームページにアクセスしたものの、ページが表示されにくく、
イライラした経験のある方も少なくないのではないでしょうか?
実際、ページスピードが遅いとユーザーにとっての「使いやすさ」が阻害され、
直帰率の上昇を招く恐れがあるという調査結果が出ています。
ページスピードが1秒から3秒に落ちると直帰率が32%上昇するという結果が出ています。
引用:https://www.suzukikenichi.com/blog/speed-matters-for-mobile-sites/
さらに、1秒から5秒に落ちた場合は90%、1秒から6秒に落ちた場合は106%も直帰率が上昇してしまいます。
・表示速度が1秒から3秒に落ちると、直帰率は32%上昇
・表示速度が1秒から5秒に落ちると、直帰率は90%上昇
・表示速度が1秒から6秒に落ちると、直帰率は106%上昇
・表示速度が1秒から7秒に落ちると、直帰率は113%上昇
・表示速度が1秒から10秒に落ちると、直帰率は123%上昇
・ページの要素(テキストやタイトル、画像など)の数が400個から600個に増えると、コンバージョン率は95%下がる
ページスピードが遅いと検索順位が下がると言われますが、
正確には、ページスピードの遅いホームページの順位が下がるのではなく、ページスピードの速いホームページの順位が上がります。
Googleの公式ブログでも紹介されています。
https://webmasters.googleblog.com/2010/04/using-site-speed-in-web-search-ranking.html
また、Googleのリスティング広告やディスプレイ広告には広告のパフォーマンスを示す指標に
「品質スコア」というものがあります。
この「品質スコア」はクリック単価や広告の露出頻度等にも深く関係してくるものですが、
ページの利便性という項目でページスピードも重要な要素の1つとされています。
「ページの利便性」の項目での評価が下がると広告のパフォーマンスも低下し、
極端な話ですが、ページスピードが遅いものは広告審査が通らず、
そもそも広告自体が出稿できなくなるという事態にもなりかねません。
Googleは2019年11月11日に、ホームページの高速化の取り組みとして、
読み込みスピードが遅いホームページに、不名誉なバッジをブラウザで表示する計画を発表しました。
Google、Chromeブラウザで低速サイトに不名誉なバッジ表示を検討中
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1911/12/news081.html
上記3点を踏まえ、可能な限りページスピードが遅くならないように心掛けましょう。
ページスピードの重要性については、ご理解いただけましたでしょうか?
それでは、実際にページスピードを測定する方法をご紹介します!
ページスピード測定するツールは様々ありますが、おすすめのツールを1つご紹介します。
それは「PageSpeed Insights(ページスピードインサイト)」です。
PageSpeed Insights はこちら
https://developers.google.com/speed/pagespeed/insights/
こちらはGoogleが提供しているツールになります。
使い方は簡単で、ページ上部のボックスにページスピードを確認したいホームページのURLを入力し、
「分析」ボタンをクリックするだけです。
分析の際に表示される項目で見ていただきたいのは下記の2点となります。
First contentful paint
(ファーストコンテントフルペイント:FPC)
対象ページのテキストや画像が最初に描画されるまでにかかった時間で、
こちらは秒(S)単位で表示されます。
初回入力遅延
(First Input Delay(ファーストインプットディレイ:FID)
ユーザーの操作に対するホームページの反応の速さを示す指標で、
ユーザーがホームページ上でリンクやボタンをクリックした瞬間から、
次にブラウザが使用可能になるまでの時間がミリ秒(ms)単位で表示されます。
分析結果は「速い」「普通」「遅い」の3段階で評価され、
「速い」は緑色、「普通」は黄色、「遅い」は赤色で表示されます。
また、「改善できる項目」という見出しがあり、推奨される改善ポイントが表示されている場合があります。
どこから手を付けてよいかわからない場合、まずはこの項目を参考にして改善に取り組んでいただけると良いでしょう。
PageSpeed Insightsの分析結果などを踏まえてページスピードが遅いと判断される場合は、
ページスピードの改善に取り組みましょう。
ページスピード改善例
画像ファイルは一般にサイズの大きなものが少なくありません。
ホームページ内に画像を表示する場合はデジカメで撮影した巨大な画像ファイルを
そのまま読み込ませるようなことはせず、画像ファイルを可能な限り圧縮しましょう。
画像ファイルの圧縮は、Photoshopなどのツールを利用して行うことが可能です。
JavaScriptやCSSのサイズの縮小も、ページスピードの改善につながります。
例えば、それぞれの余分な改行をなくしたり、コメントアウトを削除したりといった簡単なものでも効果がありますので
試してみてください。
ホームページが配置されているサーバーの応答時間を改善することでページスピードが速くなる可能性があります。
ホームページ用のサーバー管理者に相談してみるのも良いでしょう。
ページスピードの重要性と改善方法をご紹介させていただきました。
少しでも参考になりましたら幸いです。
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