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こんにちは!EveryFineです!
突然ですが、皆さんはご自身のホームページにアクセスしてきたユーザーのうち何割の人が直帰されているのかご存知ですか?
”直帰率”一度は耳にしたことがある人も多いはず。
今回はその直帰率について解説していきたいと思います。
目次
直帰率とはあなたのページを訪れたセッション(訪問)のうち、直帰したセッションの割合を示す指標です。
直帰とは、ホームページ内で最初の1ページだけを見て、他のページを見ずにそのままホームページから出るというユーザーの行動を表します。
つまり直帰率とは、全体のセッションのうち最初のページだけを見て、ホームページを離れた人が何%いたか、を表しています。
例えば、とあるホームページのトップページは、1日に10回の訪問がありました。
このうち3つの訪問では、トップページを見た後に、別のページも閲覧しました。
一方、7つの訪問では、その後他のページを見ることなくホームページから出て行きました。
この時、このページの直帰率は、7÷10=70%ということになります。
直帰率と似たような指標で「離脱率」というものがあります。
しばしば直帰率と混同してしまいがちですが、明確に違いがございます。
離脱率とは、個々のページの全てのページビューで、その対象ページを最後に離脱してしまったセッションが何割あったか、を示します。
離脱とはユーザーがホームページの外へ離れてしまう行動のことを指し、主にブラウザを閉じたり、別のホームページへ移動することで起こります。
先ほど説明した直帰も実はこの離脱の一部で、ホームページ内で1ページしか見ずに離脱した場合を特別に直帰と呼んでいます。
直帰率は「直帰数÷セッション数」で算出され、離脱率は「離脱数÷ページビュー数」で算出されます。
直帰率の確認はGoogleアナリティクスを使って確認しましょう。
今回は基本となる「ホームページ全体の直帰率」と「各ページごとにおける直帰率」のこの2点の確認方法をそれぞれ説明します。
①左メニューから「ユーザー>概要」を選択し、ユーザーサマリーを表示する
②ホームページ全体の直帰率が確認できる
③画面右上にある期間選択項目で自由に確認したいデータ期間を選べます。
このホームページ全体の直帰率は5割強となります。
画面右上にある期間選択項目で自由に確認したいデータ期間を選べます。
①「集客>すべてのトラフィック>参照元/メディア 」をクリック
②各参照元の直帰率 を確認できる
このように「ホームページ全体の直帰率」か「ページ全体の直帰率を見るか」によって
確認方法は異なりますので注意しましょう。
これで自分のホームページの直帰率の確認方法が分かったが、それが実際のところ、高いのか低いのか分からない。目安とかってあったりするのか。
と思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。
一般的に直帰率の目安は40%程、とも言われていますが、厳密に直帰率の目安というものは存在しません。
なぜなら、直帰率はホームページへの流入状況やページの構造によって大きく異なるからです。
例えば、Googleで具体的な検索キーワードを入力して入ってきたユーザーよりも、
何となく広告をクリックして入ってきたユーザーの方が直帰率は当然高くなります。
それに、色々なページへリンクを貼っているトップページよりも、リンクがフォームへしか貼られていないLP(ランディングページ)の方が
直帰率は高くなります。
仮に、直帰率が70%のページがあるとします。
一般論で言われる40%よりもかなり大きな直帰率であまり良くない数字に見えます。
しかし、このページの平均滞在時間がホームページ全体の平均滞在時間よりも3分以上も長かったら、
ほとんどのユーザーが「ページの内容をしっかり読んでくれている」といえませんか?
「このページには求める情報がなさそう」と感じたユーザーの動きとは雲泥の差があります。
直帰率が高くても、平均ページ滞在時間が長ければ、ページを読んでくれていると言えます。
ここまでの話でどのページの直帰率が高いかを見て改善すべきか分かりましたね。
まず、はじめに改善すべきページは直帰率が高くて、平均滞在時間が短いページです。
直帰率が高く平均滞在時間がサイト平均よりも短い場合、そのページはユーザーの意図とコンテンツがマッチしていない可能性が高いので、
改善をする必要があります。
直帰率が高い場合以下のような原因が考えられます。
先ほど書いたように、ユーザーの求める情報が掲載されていない場合には、ユーザーはすぐに離脱してしまいます。
そのページを訪れるユーザーの多くが検索しているキーワードを調べて、コンテンツとニーズの不一致がないか確認してみましょう。
コンテンツのタイトルや見出しが、内容とズレていないか確認し、必要ならば修正しましょう。
ページの読み込みが遅かったり、動作が重かったりすると、ユーザーは待ちきれずに離脱してしまうことが多いです。
読み込み速度を計測してみましょう。
読み込み速度の計測方法や改善方法については下記をご参考ください。
【ホームページ改善に!】ページスピードの重要性と改善方法!
https://everyfine.e-tenki.co.jp/tips/11621/
ページが特定のデバイスでの表示に最適化されていない場合、そのデバイスのユーザーはすぐに離脱してしまうでしょう。
たとえばスマホユーザーがPC専用サイトにアクセスした場合には、見づらくてすぐに離脱してしまいますよね。
モバイル対応や表示スピードはこちらのツールで調べられます。
Mobile Website Speed Testing Tool – Google
https://www.thinkwithgoogle.com/intl/ja-jp/feature/testmysite/
コンテンツの内容が良く、もっと知りたいと思っても、そこからどうやって他のページにいけばいいか分からない場合、
ユーザーはあきらめて離脱してしまうでしょう。今一度導線が分かりやすいかチェックしてみてください。
ページへのリンク(内部リンク)は、しっかり目立つようにして、かつ適切なコンテンツへのリンクを貼りユーザーの直帰を防ぎましょう。
逆に直帰率が極端に低いときは注意してください。
直帰率は低ければ低い方が良いのかというと必ずしもそうではありません。
直帰率が10~20%のように極端に低い場合、Googleアナリティクスの重複計測の可能性があります。
異なるGoogleアナリティクスタグが同ページに複数設置されてしまっていると、
ページビューが二重で計測されてしまったり、直帰率だけでなくその他のアクセスデータも正しく計測されていない恐れがあります。
このような場合は一度ホームページ内に複数アナリティクスタグが設置されていないか確認してみて下さい。
いかがでしたでしょうか。この記事では直帰率と離脱率の違いから改善すべきポイントまで説明しました。
こちらの記事が少しでもホームページ改善の参考になれば幸いです。
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