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5G時代到来と叫ばれる昨今、超高速大容量という特性を活かし、
動画市場、とりわけ動画広告市場はさらなる成長を遂げると予想されています。
今回はそんな時代に合わせて動画広告の基礎的な部分をご紹介させていただきます。
目次
2010年代初頭、YouTubeが始めた動画広告の一種であるインストリーム広告が広がりを見せました。
実は動画広告には大きく3つの手法が存在します。
YouTubeなどを視聴していると、観たい動画の前や途中で動画が流れますよね?これがインストリーム動画広告です。
15秒のCMと同じ尺で提供されるものや数分のものまで様々です。
このインストリーム動画広告は、映像や音声を使い商品やサービスの魅力を効果的にユーザーに伝えることができます。
インバナー動画広告は、従来のバナー広告枠に配信される動画広告です。
基本的に音声はOFFで動画DSPなどを介して配信が制御されます。
つまり、動画視聴サイト以外の広告枠に配信することができるため、
動画を視聴する意思がないユーザーに対しても従来のディスプレイ広告と同様な機能(リターゲティングなど)を利用できます。
インリード広告は、ユーザーがWebページをスクロールして動画広告が画面に表示された段階で再生がスタートするものです。
静止画の一般的なCTAバナーに比べて、訪問者の目を一気に惹きつけるためクリック率が高くなる特徴があります。
動画広告のメリットは、ユーザーに対してテキストや静止画で伝えられる情報量が多いという点が挙げられます。
また、動画に字幕をつけることによって、訴求できる量は格段に多くなります。
たとえ6秒未満の動画広告だったとしても、静止画一枚で伝えられる量が大きく違ってくるでしょう。
それだけ多くの情報をユーザーに伝えることができれば、おのずとアクション率や
コンバージョン率向上に繋がります。
ただし、動画広告の場合はユーザーが動画を”見てくれた時間”に比例し、静止画とは違い途中でスキップされてしまった場合、
内容が伝えきれないという点は注意が必要で、動画のクオリティー保つことは必須です。
それを踏まえても、動画広告のメリットは大きく、最大限活用することができれば宣伝活動に多大な影響をもたらしてくれます。
動画広告では、商品やサービスの好感度を上げやすいという傾向があります。
それは、テキストや静止画にはない、「効果音やBGM」などの音が備わっていることも理由のひとつです。
例えば、ブランド認知度向上を目指した動画広告で見てみましょう。
調査によると、「音声あり」は「音声だけ」の3.8倍も高く、「ビジュアルだけ」の場合1.6倍も認知度が高くなることが判明しています。
ブランド認知度の比較
調査から、目と耳の両方からユーザーへ訴求することが大切だということが分かります。
多くの媒体では、音声のない自動再生がデフォルトのため、
ユーザーに音声を聞いてみたいと思わせるコンテンツにできるかどうかもポイントになってきます。
調査から、目と耳の両方からユーザーへ訴求することが大切だということが分かります。
多くの媒体では、音声のない自動再生がデフォルトのため、ユーザーに音声を聞いてみたいと思わせる
コンテンツにできるかどうかもポイントになってきます。
動画広告は拡散されやすいという特徴を持っています。
動画コンテンツには、口コミなどでSNSなどのネット上に広く拡散されることを「バイラル動画」と呼びます。
ピコ太郎のPPAPはとても成功した例と言え流でしょう。誰でもが思わずニヤッとしてしまう動画内容になっており、世界中で話題となりました。
拡散されやすい動画は以下のような特徴を持っていることが多いです。
また、拡散を狙う配信先としては、Twitterがおすすめです。
Twitterにはリツート機能があり、拡散されやすい傾向にあります。
また、2次拡散からはエンゲージメントに対して課金が発生しないため、コストパフォーマンスもとても良いです。
動画広告を作ったはいいけど、どこに流したらいいのだろう、、
代表的な3つの媒体のメリットを紹介いたしますので参考になれば幸いです。
出稿に関して一番気になる部分、
どのような仕組みで料金が発生するのだろう、、
代表的な課金方式を3つ紹介します。
CPVとは動画広告を1回再生するたびに料金が発生する課金形態です。
主にYouTube広告や動画配信媒体サービスで使用されています。
通常のCPVの他に、動画を最後まで視聴した場合に料金が発生する「CPCV」と呼ばれる課金形態もあります。
それぞれ完全視聴かどうかの違いがありますが、両者ともユーザーがスキップした場合は課金対象外になります。
ユーザーが興味を持った場合のみ課金されるので費用対効果は高いですが、初期投資が高くつくの特徴です。
メリット
デメリット
CPMはCost Per Mileの略で、Mileとはラテン語で1,000を意味しています。
その意味の通り、CPMは表示回数1,000回あたりの課金となります。
CPVと比較して、表示回数が1,000回と決められているので予算をあらかじめ決めることができます。
しかし、成果が保証しづらいデメリットもあるので注意しましょう。
メリット
デメリット
動画広告が再生されるごとに料金が発生する課金形態です。
CPVと混同されがちですが、CPVが動画を視聴して一定の秒数が経過した時点で課金されるのに対し、CPCは動画を視聴した段階で料金が発生します。
そのため、YouTubeよりもSNS広告で利用されることが多いです。
メリット
デメリット
動画広告の違いはご理解いただけましたでしょうか?
動画広告には種類がいくつかあって、それぞれに強みも異なります。
それぞれの特徴を理解して、自分たちの宣伝戦略の中でどの手法が最も効率的に効果を出せるか検討しましょう。
上記のような動画広告にご興味のある方は、貴社の特徴に合わせてのご提案もさせていただきますので、下記よりお気軽にご連絡ください。
最後まで読んで頂き誠にありがとうございました。
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